浅間山系の烏帽子岳から日本の名山を見渡す

烏帽子岳は、上田市の北西、浅間山の西側に位置する山です。双峰となっており、高い側の標高は2066m、低い側は2042mで、低い側にただきは小烏帽子岳とも呼ばれます。今回は上田市から見ると右の裏側、湯の丸高原の地蔵峠から烏帽子岳に登ってきました。

湯の丸高原へは、上信越道の小諸インターか東部湯の丸サービスエリア直結の出口から30分ほどでアクセスができます。湯の丸スキー場の駐車場に車を止めてスタート。レストハウスの横から湯の丸キャンプ場方面へ歩きます。

キャンプ場までは舗装路が続きます。初夏の時期にはアサギマダラなどのチョウがたくさん見られます。

湯の丸キャンプ場に到着。奥の丸い山は湯ノ丸山です。

開けたキャンプ場を抜けると、一気に林の中へ。針葉樹がびっしりと生えていて、目に縦縞ができそうです。

10分ほどで中分岐という別れ道に出ます。案内があるので迷うことはありません。ここで今回進む烏帽子岳方面と、先ほどキャンプ場から見えた湯ノ丸山方面へと分かれます。

中分岐から先は、比較的平坦な道が続きます。

所々、木が開けているところがあり、烏帽子岳の双峰が見えました。

湯ノ丸山と烏帽子岳の鞍部に到着。

木々の隙間から富士山が見えました。この辺りの山からは10時を過ぎると富士山が見えなくなることが多いように思いますので、できるだけ早起きして登りたいですね。

富士山と反対側には、四阿山と根子岳が見えました。根子岳の麓には菅平高原スキー場があります。

鞍部からは烏帽子岳の北側の斜面を登ります。道が狭く笹の葉が茂っているので、雨上がりに行くとズボンがびしょ濡れになりそうです。

森林限界を抜けると、湯ノ丸山が綺麗に見えました。10月中旬でしたが、すでにまばらに紅葉していますね。

鞍部から30分少々で稜線に出ました。南側に広がる上田市街と八ヶ岳や霧ヶ峰、美ヶ原、北アルプスの槍ヶ岳や立山などなど長野の名峰を見渡せます。白馬は稜線にかぶるので、もう少しお預けです。

稜線に出てからは、大きめの石が転がった道を進みます。

双峰の片側である、小烏帽子岳に到着。ここまで来ると白馬三山もしっかり見えました。この年は10月初旬に雪が入ったようで、山頂付近は白くなっていました。

烏帽子岳への道のりも丸わかりです。

小烏帽子岳から烏帽子岳までの稜線も石が積み上がった道になっています。大きい石もありますが、小さいステップで上がれるところを探して進みます。

烏帽子岳頭頂!地蔵峠から2時間少々かかりました。景色自体はずっと見えていた山々で、あまり変わりません。写真の中心が上田市街、奥の方には乗鞍岳や御嶽山が写っています。

こちらは、四阿山、根子岳方面。鞍部で見た時よりも上から見渡せるので、視野が広いです。菅平牧場の広い草原や、スキー場のコース型に木がはげているのがわかります。

お昼のカップラーメン。10月となると、気温が低めなのでチリトマトのスパイスで体が温まりました。

山専ボトルは本性能抜群なため、家で用意したお湯を入れてくればそのままカップ麺に注げます。コンロに火がつかなくてイライラすることもないのでおすすめです。

帰りも同じルートで下りました。山肌の木々が色づいていて綺麗でした。体力があれば、湯ノ丸山との縦走も可能です。

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