八ヶ岳の最北端 蓼科山に大河原峠から登ってみた

蓼科山

蓼科山(たてしなやま)は八ヶ岳の最北端に位置する山で、標高2531mです。「八ヶ岳」というとさまざまな定義があり、蓼科山を含まない場合もあるようです。また、日本百名山には八ヶ岳と蓼科山が別々に選出されているそうです。

筆者が住んでいる地域は、蓼科山から30km以上離れていますが、色々な山の間から頂が見えることが多いです。富士山のような形をしていることから諏訪富士とも呼ばれるそうです。

大河原峠からスタート

今回は大河原峠から登り始めました。駐車場の数が少なく、夏場はかなり混み合い路上駐車をしている人もいます。ただ、筆者が到着した10時半ごろには降りてくる人もいて、運よく枠内に止めることができました。

前半は笹に追われた道を登っていきます。岩がたくさん転がっていました。個人的には、階段のようになっていて好きです。斜度は結構きつめで、標高が高く空気が薄いこともあって、すぐに息が上がってしまいました。

クマがかじった後かわかりませんが、木の皮が剥がれているところがありました。熊鈴は忘れないようにしたいですね。

この辺りは、木漏れ日が苔に当たっていて、とても神秘的でした。

急坂を登り終えて平らなゾーンへ

1時間弱かけて登ると、木が枯れて開けたところに出ました。この辺りからは、上りが緩やかになりました。

木が枯れているところと、茂っているところが交互に現れます。「縞枯れ」という現象だそうで、蓼科山の縞枯れは国内ではかなり大規模な部類だそうです。

枯れた木の間から蓼科山の山頂が見えました。あんなに遠いのか…

蓼科山の山頂が見えてすぐに佐久市最高地点に到着。ベンチ等はなく、ただこの標識だけが立っていました。ここからは緩やかな下りでした。

ぬかるんだところには、木道を用意してくれていました。

将軍平の蓼科荘に到着。各登山道がここで合流するようで、かなり賑わっていました。カレーライスなど、しっかりとした食事のほかTシャツやバッチなども売っていました。

最後の岩登り

蓼科荘からは山頂に向かって一気に登ります。これまでとは様子が違っていて、急な坂にかなり大きな岩が積み重なっていました。

鎖が用意されているところもありました。

上から見るとかなり怖かったです。さっき歩いてきた縞枯れの様子が上からはっきりとわかりました。遠くには浅間山や四阿山など北側の山々が見えます。

40~50分ほど岩をよじ登り、蓼科山頂ヒュッテが見えました。ここでもカレーライスなどが食べられますが、この日は人が多かったようで10:30には売り切れたようです。麺類は13時ごろまで残ってました。

山頂の景色は…

蓼科山頂ヒュッテから山頂までは、比較的緩やかな岩場を歩いて数分です。

山頂に到着。山頂も岩だらけでした。平らなエリアが広がっていますが、岩が大きく移動二期を使います。

南の八ヶ岳方面(ここも八ヶ岳ですがw)かなり分厚い雲が来たのでこれだけ撮って退散しました。またリベンジしたいです。

ただ、この後下りの途中で雷雨に見舞われました。レインコート持ってて良かった。蓼科山は遠くから見ると雲がかかっていることが多いので、雨対策をしっかりして、できれば早い時間に登るのがいいのかなと思いました。

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