スイス旅行の手引き 持ち物、サービス、立ち回り方など

スイス旅行の経験に基づいて、あると良い持ち物や使うと良いサービスを紹介します。

この記事に書かれていること

スイスで行き先に困ったらこちら

あると良い持ち物

コンセントの変換器

スイスのコンセントはCタイプです。日本のAタイプとは異なるので変換が必要です。

スマホやPCの充電ができれば十分という場合は、変圧機能がない変換機で十分です。1個数百円です。

一方、ドライヤーなど日本で使っている家電を持っていく場合は、スイスで供給されている230~240Vに対応しているか確認しましょう。対応していない場合は、変圧器付きの変換機が必要です。こちらは1個数千円かかります。

海外旅行保険付きクレジットカード

旅行をした2023年は、コインロッカーやコインランドリーなどを除きほとんど現金を使う機会はありませんでした。現金の両替は時間がかかる上、為替レートに乗っている手数料がクレジットカードよりも割高です。さらに盗難のリスクもあります。そのため、基本的にはクレジットカードを使って買い物をするのが良いです。

日本ではクレジットカードを差し込んで使うタイプの端末が多いですが、現地ではタッチ決済のカードが主流のようで、タッチ決済機能がないカードを出すと、「あれ?タッチでできない?」「差し込まなきゃいけないの?」みたいな感じの対応されることが多かったです。絶対条件ではありませんが、タッチ決済機能がついている方がよりスムーズにお会計できると思います。

さらに、海外旅行保険がついているクレジットカードが良いです。不慮の事故に遭ったり、病気になったことで何百万円もかかることもありますので、保証金額が大きいクレジットカードを選びました。私は自動付帯の保険がついているエポスカードに加入しました。

喉かぜの薬

スイスは日本よりも乾燥している上、ホテルでの宿泊が多いと喉を痛めやすくなります。万が一の場合でも旅行を楽しむために、症状が軽いうちに風邪薬を飲めるよう準備しておくのが良いと思います。

実際に私もスイスで風邪をひいてしまいました。現地の薬局で症状を説明したら、いろいろな薬を提案してもらえました。

割り箸

スイスは外食の物価が高いため、スーパーなどでお惣菜やご当地カップ麺などを買って節約する日もあるかもしれません。その際に、お箸はもちろん手に入らない上、使い捨てのフォークも安くは手に入らない場合もありました。バッグに何本か割り箸を忍ばせておけばよかったなと思いました。

鉄道について

鉄道の乗り方

スイスの鉄道に必要なのは基本的に乗車券のみで、特急券などの概念はないようです。一方で、ベルニナ急行や氷河特急など座席の指定が必要な列車に乗る場合には、指定席の予約が必要です。また、多くの列車は1stクラスと2ndクラスの座席を連結しており、1stクラスに座れる乗車券の方が高く販売されているようです。

スイスの鉄道には改札がなくホームには自由に出入りができます。上記の乗車券や座席の予約の確認は、車掌さんが回ってきて行われることが多いです。

この写真は、駅の案内ディスプレイです。Destinationが最終目的地、Viaは経由地です。Abに数字で書かれている発車番線に加えて、アルファベットで乗り場のエリアの案内が出ていることが多かったです。例えば、上から2番目のInterlaken Ost行きの2ndクラスに乗りたい場合は、1番線のB,C,Dエリアに行けば良いということがわかります。

ホームに上がるとこのような表示を多く見かけました。これは1番線のCエリアを示しています。

乗り換え案内について

目的地に行くためにどの電車に乗れば良いかは、GoogleMapsを使って調べていました。行きたい施設を目的地に設定するだけで、どの電車を使えば良いかがわかりました。どこ行きの電車に乗るべきかについても表示があるので、駅の表示と見比べて納得しながら旅を進めることができました。一例として、チューリッヒ空港からベルン歴史博物館に行く場合の検索例を置いておきます。

スイストラベルパス

スイスの鉄道に何度も乗る場合は、スイストラベルパスを利用するのがおすすめです。スイストラベルパスは指定した日数だけスイスの鉄道が乗り放題になるパスです。一部山岳路線などの私鉄は乗れない場合もありますが、そのような路線にも半額の割引がついていることが多いです。

金額的なメリットはもちろんのこと、鉄道に乗る際にいちいち切符を買わなくて良いのが良かったです。知らない土地で、地名も路線もわからない中で、適切に切符を買うのはなかなか難しいと感じる場合も多いので、気兼ねなく鉄道に乗れるのは大きなメリットになりました。

スイストラベルパスはあらかじめ購入しておき、車内で車掌さんが検札に来たらアプリ(iOS版, Android版)にQRコードを表示して使います。スイス観光局のページは日本語のページが用意されており、買いやすかったです。

盗難対策

スイスは、比較的治安が良い国とされていますが、盗難に遭うと旅先で撮った写真のデータを失ってしまったり、パスポートの再発行手続きで旅行どころではなくなってしまうなど、悲しい気持ちになるのでスマホ・財布・パスポートは厳重に管理しました。

スマホ

スマホカバーはキーホルダーがつけられる穴が空いた物を用意し、それをズボンにひっかけられるキーホルダーを使って物理的に体から離れないようにしました。写真を撮るときに出し入れするので、伸縮性の高いキーホルダーが良いです。

財布

スマホと同様に、ズボンにひっかけられるようにしました。さらに財布を2つ以上用意し、片方を盗られても手元にクレジットカードと現金が残るように工夫しました。片方は子供用の財布にし、大事なものが入ってなさそうに見せるようにしました。

パスポート

首からかけられるパスポートケースに入れて服の中に入れました。現地では見せる機会が少ないので、取り出す時間が長くなっても見せない、どこにあるかわからないを意識しました。

さらに、パスポートを盗まれた際に必要な手続きも調べ、戸籍謄本と45mm×35mmの証明写真もバッグに入れておきました。

言語

公用語に英語は含まれていませんが、現地に人であればまず英語が通じますので、英語で話しかければ問題ありません。単語の羅列等であっても意図を汲み取ってもらえることが多かったです。

また、事務的なやり取りの際はAIの力を使うと良いと思いました。私は、LINE公式アカウントの「AIチャットくん」と友達になって英語のメールなどを書かせました。内部ではChatGPTが使われているようで、毎日何回かのやりとりは無料でできます。

画像は、前日に泊まった宿にスマートウォッチのケーブルを忘れていないか問い合わせた時に作成してもらったメールの文章です。挨拶を付け足すなど単なる要約以上のことをしてくれるので、要件を箇条書きで書いておけば文章を英語で生成してくれてとても便利でした。そのほか、風邪薬を買うときや、運転中止になった観光列車の払い戻しについて問い合わせをするときなどにも使いました。

ただ、現地の人と旅の思い出などを語る際には、英語の勉強をしておき自分の言葉で話すに越したことはないと思います。

スイス旅行で行ってよかった場所はこちらにまとめています。

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