伊豆諸島から東京まで船旅してきた

先日伊豆諸島の神津島へ東海汽船のフェリー「さるびあ丸」で行ったのですが、とっても素敵な船旅ができたので、写真で紹介します。

神津島の荒々しい景色はこちら

神津島を出港

今回乗ったさるびあ丸は、結構大きな船でした。さるびあ丸は、伊豆諸島の神津島から、式根島、新島、利島、伊豆大島を経由して、東京の芝浦桟橋へ向かう便です。神津島から東京まで8時間半かかります。

平常時は、神津島港からの出航ですが、この日は風が強かったためか島の反対側にある多幸湾からを出航しました。

多幸湾の港からも見えますが、船から神津島を見るとまず見えるのが、この大きく崩れたような跡。写真の見た目よりも、遥かに大きく圧倒されました。

岩には無数の穴が空いていました。

この辺りから三宅島(左)と御蔵島(右)が見えました。遠くの方はよく晴れています。地図で確認する限り、神津島から三宅島まで30kmほどのようです。

平べったい式根島

数10分ほどすると、進行方向左手に式根島が見えてきました。平べったい地形が特徴的です。

式根島の港が見えてきました。

反対側を見ると、右手前に新島、左に地内島、三角形の利島、一番遠くにうっすらと伊豆大島が見えました。

式根島に到着。遠くから見ると薄っぺらですが、近づいてみると結構大きいことに驚きます。

結構大きな新島

式根島を出発してから20分で新島に到着します。新島は島の真ん中が低くなっています。

船は新島と地内島の間を通ります。

後ろを振り返ってみると、平たい式根島の後ろに、神津島が見えました。

新島の港を出てからもしばらくは新島の横を船は進みます。神津島の無機質な山肌とは違い、結構青々としていました。

三角形の利島

新島からは、利島へ向かいます。利島は、綺麗な三角形をしている島です。右に見えているのは、鵜渡根島です。

利島に近づくとこんな感じ。冬にもかかわらずこちらも青々としています。

この日の海は穏やかでしたが、食事中に揺れるが心配だったので、利島に到着するこの辺りで昼食をいただくことに。

さるびあ丸のレストランでしらす丼を注文しました。しらすと大根おろしやノリがよくマッチしていてとても美味でした。

写真の所々が青くなっていますが、

この天井照明のせいですね。

ちょうど食べ終わった頃に利島を出発しました。

はっと気付けば伊豆大島

利島の次は伊豆大島へ。

伊豆半島がずいぶんと近づいてきました。やや左に白い山が雲に隠れていますが、これが富士山だと思われます。

しばらく進んでから後ろを見返すと三角の利島、その左に新島、右奥に神津島が見えました。平べったい式根島は豊島の後ろに隠れてしまっているのでしょうか…。

写真を撮り回っていると伊豆大島が近づいて来ました。と見せかけて、実はこれ島がでかいのであってあまり近くはないです。

結構遠そうだったので少し昼寝をすることに。こんなに写真撮りまくってる人はあまりいなくて、自分の座席やスペースで過ごしている人が大半ですw

伊豆大島に到着の放送で目が覚めました。

伊豆大島では、他のジェット線もいくつか見ることができました。

東京湾に帰ってきた

一眠りすると、ずいぶん揺れが穏やかに。外に出てみると、周りが陸だらけに。東京湾に入ったんですね。

こちらは、千葉の鋸山。本当に鋸みたいに少しずつ高くなっていますね。

伊豆大島はずいぶん遠くに見えました。寝ている間にこんなに進んだのか!左は館山、右には三浦半島が写っています。まさに東京湾に入って来たことを感じられる景色でした。

船に乗った2月中旬には、木更津や横須賀のあたりで夕暮れを迎えます。

こちらは横浜方面。中央やや右の高い建物がランドマークタワー、さらに左にかかっている橋が横浜ベイブリッジでしょうか。

もう少し進むと、風の塔が近づいて来ます。その奥には羽田空港があり、飛行機が並んで着陸しようとする様子が見えます。右の方には、一際高いスカイツリー、その手前に東京ゲートブリッジが見えました。

さらに進むとスカイツリーとゲートブリッジに加え、東京タワーも認識できるようになります。この辺りに来ると、羽田空港を離陸・着陸する飛行機が近くを飛んで行きます。

最後にレインボーブリッジをくぐると、まもなく芝浦桟橋に到着です。

海に映った東京タワーも綺麗でした。