スイス・イタリア旅行8〜ヨーロッパ最高の駅ユングフラウヨッホ〜
グリンデルワルトの概要
グリンデルワルト(Grindelwald)はたくさんの山に囲まれた観光地となっており、ロープウェイや登山電車もたくさん走っています。
乗り物の情報はスキー場のサイトが見やすいです。ハイキングマップはこちらが良さそうです。
今回は、グリンデルワルトからグルント(Grund)、クライネシャイデック(Kleine Scheidegg)を経てユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)まで登山鉄道へ登り、帰りはアイガーグレッチャー(Eigergletscher)までは登山鉄道で下りそこからアイガーエクスプレス(Eiger Express)というロープウェイでグルントまで下りました。
登山鉄道でクレインシャイデックへ
グリンデルワルトから登山電車に乗ってクライネシャイデックまで行きます。黄色と緑の小型の車両がやってきました。
横幅が狭く車内は2列+1列の座席でした。かなり年季が入っていて、走るとガタガタギシギシと音がしていました。
グリンデルワルトから一度坂を降って、グルントまできました。
グルントからは急勾配を登っていきます。緑の草原に茶色の建物たちがスイスらしい牧歌的な景色を作り出しています。
隣をロープウェイがスイスイ抜かしていきます。この登山電車は妙に空いていたので、多くの人たちはロープウェイを使って上に行くのかもしれません。帰りに乗りましたので後ほど紹介します。
クライネシャイデックに到着。この駅の標高は2061mだそうです。
アイスメーアへ
ユングフラウ鉄道の赤い車両に乗ってさらに上を目指します。
電車は草原の中を岩山に向かって登っていきます。
最終目的地のユングフラウヨッホ駅の上にあるスフィンクス展望台も辛うじて見えました。
隣駅のアイガーグレッチャー駅に到着。奥に移っているのはアイガー氷河でしょうか。(駅名のgletscherは氷河という意味だそうです)この駅からはトンネルの中を走ります。
次の停車駅アイスメーアに到着。駅のホームからトンネルの中を歩いて、景色が見える窓まで行くと、
氷河のど真ん中からの景色を見ることができます。この景色は氷河の中を歩かない限りはなかなか見られないのではないでしょうか。
ユングフラウヨッホ
ユングフラウヨッホに到着。ここがヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅で、標高は3454mです。駅の中までトンネルです。
トンネルは山の奥深くにあるので、エレベータで上へ上がります。このエレベータが結構混んでいました。
エレベータから降りるとすぐスフィンクス展望台です。7月の晴れた日にもかかわらず、気温は3℃でした。行く場合は必ず真冬の服装を準備する必要があります。
この山がユングフラウです。切り立った岩壁といくつかの頂があるのが特徴です。標高は4158mです。
展望台を挟んで反対側にはメンヒがあります。こちらは、頂はひとつで標高は4107mです。
こちらはアレッチ氷河です。スイスで一番長い氷河だそうです。
先ほど乗り換えに使ったクライネシャイデック駅と通ってきた線路が見えました。
氷河に降りて上を歩くこともできました。スノースポーツをやる人はわかると思いますが、雪の反射がとても眩しいです。
公園にあるアレの超巨大バージョンがここにもありました。絶景の中で氷河に向かって滑走するのは気持ち良いのでしょう。
今度は氷河の中を歩きます。足元までしっかり氷なので、滑って転ばないようにゆっくりと歩きます。氷が解けないということは氷点下なのでしょう。
単なる氷のトンネルではなく、このような氷のオブジェもたくさんありました。
氷の洞窟から外に出ると、スイス国旗とユングフラウをバックに写真を撮れるスポットがあります。とてもいい写真が撮れるので、ぜひ行ってみてください。
アイガーグレッチャーで昼食
一通り見終えたので、同じ電車に乗って帰ります。行き先がアイガーグレッチャーかクライネシャイデックかでホームが違うようですので、確認して乗ります。このホームのこのクリートはずいぶんと綺麗でした。
アイガーグレッチャーに戻ってきました。ここもコンクリートが新しかったです。駅併設のレストランがあったので、遅めの昼食。
絶景と隣り合わせのバルコニーで食事ができました。
新しいロープウェイで山の麓へ
アイガーエクスプレスというロープウェイで下ります。ロープウェイといっても循環式のゴンドラの形式で、一台に20人ほど乗ることができる大きなカゴでした。
駅を出ると左手にクライネシャイデックの駅と綺麗な湖が見えました。
ロープウェイは米粒よりも小さい家が並ぶ街に向かって下っていきます。搬器を支える動かないロープ2本と、搬器を動かす循環するロープ1本、合計3本のロープが使われる3Sロープウェイに分類される方式でした。
行きに乗った黄色と緑の電車が走ってきました。ロープウェイからの景色も素晴らしいですね。
15分ほどで街まで下りてきました。遠くにはインターラケンとグリンデルワルトを結ぶ電車が走っていました。
とても新しく早いロープウェイだと思っていたのですが、2020年12月に開業したばかりだそうです。もしかしたら、ユングフラウヨッホとアイガーグレッチャーの駅のホームが新しかったのも、このロープウェイの開業に合わせて輸送力を増すためなのかもしれませんね。
翌日はヨーロッパ最高峰のモンブランが見える街シャモニーに行きました。