スイス・イタリア旅行1〜海に浮かぶ都市ベネチア観光〜
水上都市として有名なイタリアのベネチアへ行き、サン・マルコ寺院やリアルト橋などの観光地を歩いて回ってきました。
空港から市街地へのアクセス
ベネチアには国際空港があります。今回は、トルコ航空の乗り継ぎ便を使ってベネチア空港に降りました。ベネチアの都市が飛行機から見えるようなルートは市街地の北側を東向きに着陸するときなので、見たい場合は右側の窓にすると良さそうです。
本当に水に浮かんでいるかのような都市ですね。手前の橋には道路と線路が通っておりイタリア本土と繋がっています。
ベネチアの市街地が見えてすぐに着陸。綺麗な空港の建物に、期待が高まります。
空港から街へのアクセスには、ATVOという会社のシャトルバスを利用しました。空港の預け荷物受け取りのところにATVOの券売機が置いてありました。前情報では8ユーロだったのですが、10ユーロに値上がりしてました。(それとも空港内で買ったら高い?)
また、バスに乗る前にチケットに刻印をするバリデーションというプロセスが必要なのですが、チケットをバス停に持っていけば係の人がやってくれました。(ATVOという名前だけ覚えてバス停に行けば、チケットを持たずに行っても買い方を教えてくれると思います)
ベネチア市街の様子
ベネチア市街地は車の乗り入れが全面禁止されているため、バスが着くのもベネチアの入り口にある「ローマ広場」です。ローマ広場は鉄道駅の近くにあり、水上バスの行き先にもよく出てきたので覚えておきましょう。
バスを降りて信号を渡ると運河と橋が見えます。結構オシャレで新しそうな橋です。
橋の上に登るとこれぞベネチアといった水上に浮かぶ建物たちが見えます。運河はたくさんの船で賑わっています。この運河がS字型にベネチアを二つに分けるメイン運河です。
街中に入るとこんな感じ。赤や黄色に塗られた建物が未知の境界まで隙間なく敷き詰められています。ここはメインストリートなのでかなり人が多かったです。盗難に注意しながら人との間隔を保つよう意識して歩きました。
メインストリートから外れると、ひっそりとした空間に運河が通っていてとても良い雰囲気でした。
リアルト橋
メイン運河にはいくつか橋がかかっているのですが、そのうちの一つ「リアルト橋」はとりわけ大きく、橋の上にもお店があります。
橋はかなりの人で賑わっていました。
そして、橋の上からの景色がこんな感じです。運が、建物、水上バス、水上タクシー、ゴンドラなどなど、ベネチアの特徴をまとめて捉えることができました。
昼食のパスタ
歩きながらずっと昼食を食べるお店を探していたのですが、朝食向けのパン屋さん以外は、12時までドリンクのみ受け付けているようでかなりお腹が空きました。
街を歩いていて時間になったタイミングで近くにあったこちらのお店に入ってみました。
ボンゴレのスパゲッティを注文。盛り付けは雑見た目は日本のものと大差なさそうですが、麺のコシが強くもっちりとした食感で今までに食べたことのない美味しさでした。アサリもふんだんに使われておりめちゃくちゃ出汁も塩味も効いていました。そしてボリュームも満足できました。
サン・マルコ寺院と鐘楼
続いてサン・マルコ寺院にやってきました。サン・マルコ寺院は長い入場待ち行列ができるのですが、事前に予約しておくと入場待ちをスキップできます。日本語のサイトで予約しようとすると、いくらか手数料が上乗せされていそうでしたので、公式サイトで予約しました。以前は入場は無料、予約手数料3ユーロだったようですが、最近入場料3ユーロ、予約手数料3ユーロの合計6ユーロになったようです。
こちらは、内部の撮影が禁止されているため、中を知りたい人はぜひ現地で確認してみてください。(禁止とはいえみんなパシャパシャ撮ってましたがいいんか…?)
サン・マルコ寺院の次は隣の鐘楼に登りました。こちらも同様に、事前予約により順番待ちをスキップできます。
鐘楼からは先ほど入ったサン・マルコ寺院を含めベネチアの街なみを上から見渡すことができます。赤い屋根の建物が並んでいるのが特徴的ですね。そして、風通しが良いため、地表付近よりもかなり涼しかったです。(この日はとても暑かったです)
アドリア海側を見渡すと、たくさんの船と砂州の上の街並みが見えました。
ベネチア名物ゴンドラ
続いて、サン・マルコ寺院の近くの乗り場から、予約していた貸切のゴンドラに乗りました。
最初は、メインの運河を進みます。海から眺める街並みはまた新鮮でした。
細い道に入ります。橋の高さを考えると、このゴンドラより大きな船は入ってこれないでしょうから、ゴンドラの特権ということになります。
運河直結の扉などもありました。家の駐車場のイメージで船を置くスペースを持っているのでしょうか。
夕食もパスタ
宿で少し休憩してから夕食に繰り出し、このお店に入ってみました。
食前酒を飲む文化のようで、飲食店の外の席ではみんながこのオレンジ色のお酒を飲んでいるようでした。私はお酒を飲みませんので、ノンアルコールです。
グレープフルーツのような苦味とレモンのような酸味など柑橘系の味、香りが強い飲み物でした。ジュースのようなフレッシュな味というよりはお酒の味でした(子供舌ですんませんw)
スパゲッティはgoogleのレビューにもたくさん写真が上がっていた魚介のパスタを注文。細麺に見えるかもしれませんが、めちゃくちゃ皿がでかいです。どんだけムール貝入ってんだ!
お昼と同じように、魚介の出汁がしっかり効いていた一方で、トマトなので塩気は控えめ。プリップリのエビがパスタの中にもう一匹埋まってました。パスタのコシも期待通りしっかりしていました。総じて満足ですが、最後は少しフードファイト気味でした。
時刻は21時を過ぎていますが、まだ夕焼けが残っています。暗くなると治安も心配なので、明るいうちに宿に戻りました。
宿泊した宿は目の前にあっても気づかないような目立たない建物でしたが、思ったよりもきれいで快適に過ごせました。