【北アルプス】一泊二日の唐松岳登山
八方山・唐松岳 / betaさんの唐松岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
八方池山荘から唐松岳まで一泊二日で登ってきました。
唐松岳の登山口へのアクセス
唐松岳の麓には八方尾根スキー場があり、そこの八方アルペンラインか黒菱ラインのゴンドラ・リフトを使って標高を稼ぐことができます。どちらも最後に乗るリフトは同じで、八方池山荘前、標高1800mまで登ることができます。
途中の八方池までは、木道が整備された区間もある人気のハイキングコースです。八方池までの詳細は「白馬の山々を見渡せる八方池までハイキング」にまとめてありますので、よければご覧ください。
八方池を越えて登山道へ
八方池を越えると崖の横など本格的な登山道になります。登山靴やレインコートなど装備を持っている人以外は行かないように注意喚起する看板も立っています。
八方池までは、木がなく見晴らしがよかったのに対して、八方池の少し上からは樹林帯に入ります。ここは標高と植生が他のところとは逆転していて不思議です。
八方池から1時間ほどで扇雪渓まで来ました。この先樹林帯を抜けることを知っているからか、雪渓を見ながら木陰で休憩している人が結構いました。
さらに20分ほど歩いて丸山ケルンに到着。視界が開けて白馬三山がギリギリ見えました。南側の五竜岳方面は曇っていて見えませんでした。
短めの鎖場がありました。
唐松岳の山頂が見えましたが、まだまだ遠い。右側の岩が三列に並んだ不帰III峰がわかりやすいので、これのすぐ左だと覚えておくと見つけられます。
稜線に近づくにつれて、道がどんどん細くなっていき、崖になっているところはすれ違いも結構怖かったです。橋の先の階段を上がると…
稜線に到達!正面には剱岳や立山が見えます。下に見えている屋根が唐松岳頂上山荘です。
夕焼けを見に唐松岳山頂へ
唐松岳山頂は目前ですが、疲れたので夕焼けの時間まで山荘で惰眠を貪りました。
山荘から20分ほどで唐松岳山頂に到着。日没まで1時間ほどありますが、結構な人が夕暮れ時を楽しんでいました。
バキッと切り立った稜線と五竜岳。
登ってきた方を振り返ると緑と城の山に真っ赤な唐松岳頂上山荘が見えました。
通ってきた八方池や木道、稜線の登山道も見渡せました。
時間を進めて、いよいよ夕暮れ、最高の雲海と夕焼けが見られました。
南の方の五竜岳も見事に染まっていました。連なる北アルプスの山々の先には槍ヶ岳や穂高連峰も見えました。
待っている1時間のうちに気温がどんどん下がりましたが、ダウンを持って行ったおかげで暖かく過ごせました。
雲海から来る朝日
翌朝も低い雲が出ていて、唐松岳の横から雲がどんどんと流れ込んできていました。
雲の際が光ってからの日の出。
剱岳に朝日が当たってオレンジ色に。夕焼けとは別の山が染まるので、お得な気分です。
前日よりも天気が良く、雲海の向こうに八ヶ岳と富士山が見えました。夏の登山シーズンにここまでくっきり見えることはかなりレアではないかと思います。
八方池まで降りましたが、しっかり雲の中でした。稜線は暑かったので、日差しがなくてある意味助かった。
最後に使いきれなかった写真を何枚か。