畳平から乗鞍岳の剣ヶ峰に登ってきた

畳平へのアクセス

畳平は、バスで行ける場所の中では、日本で一番高いところです。長野県と岐阜県の県境に位置しており、両県からバスが出ています。自然保護を目的としたマイカー規制のため、自家用車では行けず、麓のバスターミナルで乗り換えが必要です。

今回は長野側の乗鞍高原観光センターでバスに乗り換えました。松本駅から松本電鉄・バスを使うことで乗鞍高原観光センターまで行けるので、車がなくてもアクセスできます。

20分前から行列になっていましたが、必要に応じてバスの台数を増やしてくれるので、積み残される心配はおそらくないです。

観光センターから畳平までは、往復で3300円でした。

位ヶ原山荘を超えると森林限界に到達して、視界が開けてきます。

畳平に到着。お土産屋さんや食堂、山小屋などがあります。

畳平を出て肩の小屋を目指す

畳平から剣ヶ峰方面へ行くルートは三つあります。一つは、湿地の方へ下ってから登り直す最短距離ルート。

それから、富士見岳の麓を回ってなだらかに登るコースと富士見岳山頂を経由するコースがあります。どのコースも30分ほどで合流します。

今回はなだらかに登るコースを選択。一度剣ヶ峰とは反対方向に進み、舗装路の日本最高地点(?)を経由します。

鶴ヶ池と畳平。奥の山は恵比須岳(左)と魔王岳(右)でしょうか。

少し進むと、畳平のお花畑を見渡せるようになります。通行止め区間があるように見えましたが、木道が整備されています。ガッツリ登らず木道の散策だけでも十分に非日常を楽しめると思います。

不消ヶ池。7月下旬で流氷のように氷が浮いていました。ちなみにこの日の気温は15℃前後でした。不消という名前は、雪が消えないということなのでしょうか?

不消ヶ池の先で富士見岳への登山道と合流したあたりで、剣ヶ峰が見えてきます。

富士見岳(右)と不消ヶ池の位置関係はこんな感じ。中央に見えているのが歩いてきた道。

雪渓の隣を歩くと、

肩の小屋に到着。ここまでは、なだらかな登りでした。

剣ヶ峰へ

肩の小屋からはしっかりとした山道になります。

砂利多めの道になります。下るときは足元がズリズリと滑りました。

詳しいことは分かりませんが、石が黒くて一気に火山ぽくなりました。こんな無機質なところにポツポツと植物が生えていて不思議な気分でした。

人気な山というだけあって、途中所々渋滞していました。後ろを振り返ると肩の小屋の大きさで達成感を得られますw 向かいの山に見えるのはコロナ観測所です。

尾根を上り切ると反対側に綺麗な池が見えます。

雲の切れ間から一瞬雪の残る山が見えました。西の方を向いていると思えば、雲の下に見える街が高山市街で、雪山は白山でしょうか?

ここからは左右がひらけた尾根沿いを歩きます。

途中で分かれ道がありますが、どちらへ行っても山頂です。左側は看板を持って写真を撮る人の列になっているので、写真に拘らなければ右側が快適だと思います。

山頂の様子

登頂。標高は3026mです。バックが曇ってしまったのが少し残念。

山頂には、神社(?)があります。

歩いてきた道を一望できます。

肩の小屋から肩の小屋口まで

肩の小屋まで戻ってきました。畳平に戻らずに、肩の小屋口というバス停まで下ってみようと思います。

途中に雪渓があるためか、剣ヶ峰への道に比べると歩いている人が遥かに少なく快適でした。

高山植物らしい小さい花がたくさん咲いていました。

10mくらい雪渓を歩いて下ることになりました。

この年は、6月がかなり暑かったのですが、7月下旬でもこんな感じですので、現地の人に雪の具合等を聞いてみると良いと思います。(私は肩の小屋の人に様子を聞いてから来ました)

バス停まで下りました。上りの時に通った道が遥か上の方に見えました。

白骨温泉へ

乗鞍観光センターから車で山道を超えて白骨温泉まできました。

しっかりとした硫黄の匂いに、白濁したお湯で、足に溜まった疲れがスーッと消えた気がしました。

↓近くの上高地もオススメです。

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